株式会社One Terrace 代表取締役 石中 達也

当社代表の大川 桂一が、主にブレイントラストのシェアオフィス、バーチャルオフィスを利用されている先輩起業家にインタビューを行っています。起業時の苦労話や成功・失敗談、これからの展望をお聞きしています。

株式会社One Terrace

代表取締役 石中達也
ホームページ:https://oneterrace.jp/

外国人と共に未来を気づき上げる世界へ①

 

大:本日は株式会社ONETERRACEの石中達也社長にお話を聞いていきます。

よろしくお願いします

石:よろしくお願いします。

大:近頃は大車輪の活躍ですね。

石:とんでもないです、お陰様でぼちぼちやらせていただいています。

大:なんかスケールしそうな予感がしてきましたよね

石:そうですかね(笑)

大:一昔前は京橋で無人の0円コワーキングをやっていましたが、あれはいつでしたっけ?

石:2016年か2017年だったかと記憶しています。

大:たしか2016年ですね、BTS-OFFICEが4年経ったので。

石:ちょうど開設した最初の年に参加させていただいています。

大:本当に面白いご縁ですよね。

石:そうですね。

大:思い返せばあの時は60人くらい来たんですよ、確か。

石:そうなんですか!?

大:でも石中君とか佐藤君とかを投資銀行に連れて行ったのが懐かしいです。

石:私は銀行さんの紹介をしていただきました。

大:そういえばあれはどうなったのですか?

石:当初は城南信用金庫さんを紹介していただき助けていただいたのと、新銀行東京さん。

大:ありましたね、今はきらぼし銀行になりましたが、俺もすごくお世話になっています!

石:あれからずっときらぼし銀行さんのお世話になっていまして、苦しかった時もきらぼし銀行さんに助けていただいています。

大:そこから、確か佐藤君はみずほ銀行で借りたんだっけ?石中君は新銀行東京でしたよね?

石:そうですね、新銀行東京からお借りしました。

大:あれ確か結構大きな金額を借りたよね?

石:そうですね。

大:今はSBIから3000万円くらい資金を調達したという記事を読みました。

ただ、石中君の実力をもってすれば、資金調達は必要ないようにも見ていて思いましたね。

どちらかというとメンターの方がジョインした事の方が意味があるのかな。また記事を読んだ感じだと多額のVC(ベンチャーキャピタル)からの出資を期待している訳ではなく、事業性を見てもらい少額でもいいので投資してもらい、関係人口を増やすという趣旨の出資、これがすごく面白いなと思います。

石:そうですね。実は資金調達は結構動いていまして、もともとVC等も当たっていたのですが、現在事業としてメインでやっているのは人材紹介でして、外国人の領域というのはVCの方的には手が出しづらい部分があったようで、その辺りを理解してくださる方にご支援をしていただければと思っております。

大:今回石中君と久しぶりに話せるということで昔のことを思い出していたのですが、投資銀行へ一緒に行ったときに一人だけちょっと元気がなかったのを思い出しまして。

やはり自分はITの分野ではないので、スケールするとかが出来ないので…

人生経験の為に行きましたが、投資銀行から出資はこのビジネスモデルは向いてないと言われて。

しかし、今考えると一番しょんぼりとして帰ってきた石中君が調達も上手く行っていましたね。そういうエンジェル的な第1ラウンドの増資が出来れば、石中君も制限されることなく自由にやれますよね。

石:そうですね。通常のVCとは違いどちらかというと株主になるので、株主総会を開く形になるんですね。逆に会社の体制的にはしっかりしなくてはいけなくなるので、結果的にVCの方からはより手を出しづらいと言われてしまいます。

しかし、いずれ経験するのであれば早めに体制を作って行く必要があると考えておりましたので、良い機会だと思っております。

大:人材募集と書いてありましたけど逆面接なんですよね。来てくれる人に石中社長を見てもらう感じ。

石:そうですね、私ですとか会社を見ていただき、そして質問攻めにしていただいた方が良いかと思います。今までは会社のことを知ってくださるだけでも嬉しくて、来ていただいた方全員を対応したいと思いがあり、その人に合う仕事を探しています。

そこで、会社のことをしっかりと理解していただき、相手の会社的にも良いなと思っていただいた時に仕事が出来るようにやり方を変えていければ良いと考えております。

 

 

 

外国人と共に未来を気づき上げる世界へ②

石:そうですね、私ですとか会社を見ていただき、そして質問攻めにしていただいた方が良いかと思います。今までは会社のことを知ってくださるだけでも嬉しくて、来ていただいた方全員を対応したいと思いがあり、その人に合う仕事を探しています。

そこで、会社のことをしっかりと理解していただき、相手の会社的にも良いなと思っていただいた時に仕事が出来るようにやり方を変えていければ良いと考えております。

大:石中社長はそういうところは偉いですよね。ご自身もともとスペックが高いじゃないですか、立命館大学卒業でしたっけ?

石:大学は大阪府立大学というところです。

大:難関大学を卒業して、様々な経歴を経て起業された訳で、大学生のインターンシップって今はガッツがある人とかもいるのでしょうけど、石中社長から見ると「まあ頑張れよ」みたいな人が多い中で、0円コワーキングに参加しながらインターンシップとかに行っていましたよね。それはすごい事だなと思ってみていましたけど(笑)

石:正直、今の大学生は12歳年下になりますし、彼らはフェイスブックも使わない上にテレビも見ないでYouTubeじゃないですか。やはり世代の格差があるので彼らの発想力とかスピードとかパワーは凄いなと思っていまして。

正直あまりわからないです。私も周囲と比べると若い部類の人間なので(笑)

大:そうですよね(笑)

石:なので私が言える立場では無いのかなと思っています。

大:いつも発信されているのを見ていて、文章がしっかりしているなと感じています。

私なんかは勢いで書いてしまっているので誤字脱字だらけで(笑)

石中社長は計画的に自分の言葉を発しているし、偶然かもしれませんが色々なものが繋がっていきますよね。以前に会った海外の人材派遣会社を連れてきて、そこから大学に入りこんだり、そういった背景があって日本に戻ってきて、増資等に取り組んでいるので、ブレーンも着々と出来て大学の講師もされているのですよね。

石:具体的にはまだスタートしていませんが、就かせていただく予定です。

大:4年で出来ることがとても増えましたよね、資金調達から何から何まで。

石:そうですね、セミナーの為にも会場を貸していただくなど色々な場面で助けていただいてます。

逆に、最初のスタートダッシュが早く出来たのは大川社長を始め皆様のお陰だと思っております。独立したての時は銀行さんのレベル感が解らず、後々知ることになりましたが、城南信用金庫さんとかも銀行の中では非常に大きい銀行だったのだなとか(笑)

大:じゃあ当初は全く知らなかったんですね(笑)

石:関西出身なので全く解らなくて、その辺りのサポートをしていただいたことも本当にありがたかったと思っています。

大:、新銀行東京さんは、その中でも貸してくれた方でしたよね。アクセラレーターも紹介していただいて。石中社長の持っているポテンシャルありきですが。

石中さんは本当にぶれないですよね。海外の方の人材派遣をやると決めてから。

実は今、BTSオフィスにたくさん人材紹介会社が入居しています。でも、石中社長は今のようにブームになる前からその業界で仕事をされています。

今はいろんな人材紹介の会社さんが入居していて、在日ミャンマー人の就業支援とか、医療系に特化している方とか。それぞれの住み分けがありつつここで勝負していくという考えがあるようです。石中社長の場合は特定の国の特定のエリアというのが当時からあり、そこに一極集中して自身の情熱を注いでいるから、やはり年数を経るごとに深堀されて良いビジネスモデルになっていますよね。

石:ありがとうございます。

大:行政書士を絡めたサービスも最初居たときは言っていませんでしたもんね。ITと行政書士を繋ぐサービスを考案された訳ですよね。

今は事業のステージとしてはどんな感じなんですか?コロナ禍の現状とはいえ、通信関係にも強いし、外国語にも強いからオンラインで海外の人材を使うとかも考えているのではないですか?5Gの世界も近いですし。

石:そうですね、ですので逆にコロナの影響がすごく大きいなとは思っているのですが、正直本質的に人が必要な状況は変わっていなくて、日本人の中で理系の方もまだまだ少ないので、コロナ禍があったので外国の方の選択肢を考えている企業の社長さんもいたりするので、確かに影響はありますけども、準備していた部分がやっと何とか繋がってきたかな?といった印象を持っています。

大:なるほど。農業とかはどう考えていますか?どちらかというとハイエンドな人材を取り扱っているイメージがありますが。

石:現状は日本で何十年も勤めたいと考えている方々に特化して事業を行っていますが、その中では一部に農業とか酪農とかが出来る方もいるのですが、まだエリアとしてはそこまで広くは行っていないです。しかし今後はそういったところまで出来るようになっていきたいなとは考えております。今は目に見えるニーズに応えている感じです。

大:せっかくお話をお聞きできる機会なので、今後のアフターコロナの世界でのビジネスにおける展望をお聞きしたいです。

石:直近で言うと現在色々な事業があるのですが、事業ごとに目標がありまして、海外から直接採用をしていただく部分では地方と起業を繋げたいという目標がありまして、地方と外国人を繋げることで地方創生に貢献していきたいと考えております。

その中で直近では地方銀行との連携に力を入れておりまして、特に注力しているのが銀行さんとの連携スキームを進めていくことです。

また、今回SBIさんと一緒にやった背景としてはSBIさんが第4の銀行という形で日本中の地方銀行さんと連携を進めておりますので、SBIさんの力を借りながら銀行さんとの連携を進めていきたいという思いもあり、色々とやらせていただいている形です。

なので、直近で言うと日本全国の企業にスキルの高い方々をマッチングしていくのがここ1年の一番特化している所なのですが、そこ以降に関して言うとここで出来た企業さん同士の繋がりの中で、海外に進出を希望したり、新しい事業を考えたりしていく中で、外国人領域でお役立ちできる部分があるのではないかと考えております。

大:紹介手数料等も資料に記載しているのですね。

石:はい、明朗会計でやらせていただいています(笑)

大:先ほどの地方創生や地銀の話なのですが、現在金利で食えない状況が続いてる中で国がもの凄い勢いで市中に資金をばらまいており、お陰様で弊社も暇だけどお金はいっぱい借りれているのですが、僕らの商売は不動産がメインなのでそういった観点でビジネスを見るのですが、お金の動きはやはり世界を動かします。昨日ちょうど面白いデータが弊社の鎌倉簡易宿泊所のホストから来まして。

 

 

 

外国人と共に未来を気づき上げる世界へ③

大:2019年の弊社鎌倉の施設のデータなのですが、776組のお客様が来られてまして、426組は日本国内からのお客様です。

その次に多いのはアジアからのお客様で、北アメリカ、ヨーロッパからの方はまだあまり多く無くて、アジアの中でも中国が多いです。インバウンドとは言いますが私達中小企業からするとあまり恩恵を受けてなかったようです。東京からのお客様が153人という、日本国内でも大きな比率で見られました。その次に神奈川県の方が多いようです。インバウンドが2千何万人とあったにもかかわらず、中小企業で宿泊施設を作っている弊社は取り込めていない英語に関してもそれほど習熟しているスタッフがPR出来ない。7つの海を越えて発信できればもっとインバウンドをとれたのではないかと思います。今後コロナの影響により国内での勝負にはなりますが、安全な状況で来てもらうという方針は変わりないと思うので、何を準備するか、オリンピックが中止にならなければ、鎌倉などで、多言語で発信していく、ということを考えると、何か国語かで鎌倉のすばらしさを伝えることが出来る世界のマーケットを見て発信できる人材が不可欠です。

私の本業の不動産特定共同事業で空き家の改装をしているのですが、2030年には10軒中3軒が空き家になる、というデータがあります。そういう空き家を埋めていくということで、不動産ファンドで再生をしていくという国交省のモデル事業になっていることを考えると、石中社長の「こちらに10年住んでほしい。」と受け入れる体制を作って行くべきだと思っています。石中さんのやっている事業と私のビジネスはいずれリンクすることがあると思います。こちらに来るのにも住宅はいりますから、東京の一極集中はどこかで改善されなければいけないと思うのです。特に、外国の方に空き家に住んでいただいて埋めていく事は日本にとって必要です。ただコロナ禍のなかで海外の方が日本に住みたい、となる移住の仕方は2、3年の間は難しいじゃないですか。そう考えると安定的に住宅に住んでもらえる方を受け入れるという対策をすることがすごく大事だと思うのです。少子高齢化が進む日本で、空き家が多くなっている所に就労ビザがないような方が住むようなことは避けなければならないので、空き家が増えている自治体ほど海外と地元の方が安全に住める家を提供していくべきだと思うのですね。

石:そうですね。お話のとおりです。星野リゾートの星野さんの本も、インバウンドも年間市場が4.5兆円、国内の市場は20.5兆円と、まだまだ国内の方が多いということをおっしゃっていました。インバウンドで来る方は一時的な滞在で最大でも平均14日くらいだと思うのです。僕らがやっているのは長期で来てくれる方々なので、そういったところが日本にとってもいいのではないかと思います。

そこでぜひ大川社長に相談したい事がありまして、来年の4月に東京三河島で日本語学校のお手伝いをすることになりまして、留学生の寮の手配をしなければいけないのです。空き家に絡めて80名程度の寮の手続きを予定しています。

大:そういった案件は社会的背景を両社で頑張って不動産特定共同事業で空き家再生という錦の御旗を立ててお金を集めるのには良いですね。

石:そうですね。今回は留学生なので私たちはある程度現地の情報を押さえていて、分かった上での経営ができるので、不動産の方々にご迷惑をかけることはなかなかないのではないかと思います。学校周辺の場所で来年4月までに、ということで別途ご相談をしたいなと思っています。私たちは現在、留学生の件と就職の件、両方行っていますが、やはり受け入れの不動産について、企業さんから言及されることが多いです。人数が大きくなれば地方と連携をしながらやって行けるのではと考えています。

大:私のビジネス観点からは賃貸収入でファンドを回せた方が良いと思います。ただ、石中さんのような何十年住もう、という志の方が来てくれるのであれば買うという手もあるのではないでしょうか。場所によりますが茨城などで、空き家をリノベーションして住んでもらい、いずれは結婚してその地に根付いてもらい国力をあげていくと深堀して考えが良いのではないでしょうか。また、そういった方々はいずれ国へ帰る方が多いのでしょうか?

石:はい。人それぞれではありますが長く住みたいという方が多いです。ただ、その家族構成まで想定できないのです。来た場合は独身でも、家族が出来たり、母国の家族を日本に呼んだりするケースも多いです。そういったケースは読めないので、留学などの場合は回せますが、買うとなるのは経済的な面で難しいようです。

 

 

外国人と共に未来を気づき上げる世界へ④

大:当時、社会人4年目の石中社長を含め、BTS-OFFICEに集まった60名はアンテナの高い人が多く、ITスキルや英語などの語学力もあり、教育レベルの高い方が多かったですね。スペックが高い方々が多く、これが起業する人のスタンダードだと思っていましたが、今、いろんな種類の若い方と触れる機会も増えてきて、現在日本の教育格差を感じることも多くあります。今、能力が足りない人材でもスキルの高い人材を超えていこうというモチベーションを持たせることは大切なことだと思います。海外の方も同様と思います。石中社長が人を育てるのにどういったモチベーションのあげ方をしているのでしょうか?

石:僕自身がモチベーションを保てる理由は2つあります。一つは、この問題を解決したいと思うところ。もう一つは同じように頑張っている方が近くにいたことが大きいと思います。そういった意味で貸していただいたコワーキングスペースというのはすごく大きな意味があったと思います。年齢関係なく頑張っている人がいることで自分も頑張らなければいけないと思いました。。土日の休日でもあの場所には頑張ろうと思ってきている人がいるため、そういった刺激を受けることで維持できているのがすごく大きかったと思います。あの場所にいなくても頑張っている人が多いと思うことで頑張らなければいけないと思っています。

大:石中社長のようなギラギラした感じ、というのは同じような気持ちをもつ仲間と共鳴していたのではないでしょうか。

石:そうですね。個人としても刺激を受けた経験でした。年上の方を含め、メンタリングの方々を置いてくれたところが心強く感じました。今回のコロナに関しても先が見えませんが、リーマンショックを経験した先輩方からのアドバイスが起業した方々に聞けるということはありがたいと思います。

大:そういった人々をまた集めたいですね。この時期で人は集められませんが、キラキラした人たちが集まる場所が必要なのかなと思うのですよね。

石:これからの世の中はリモートで出来るのでコミュニケーションやコミュニティを維持するのが難しくなると思うのです。例えば、会社がオフィスを持たない企業も増えてくると思うのです。その時に、中には在宅でできない人もいると思うので、週に1回だけ集まる場所が必要になると思います。コワーキングの仕方がそれで変わってくると思っていて、例えば法人の企業からある程度お金をもらって彼らにとってのコワーキングにしていくとか、キャッチアップするような、ミーティングの場にするようなイメージなのかなと考えております。なので、あの場所の向け方を変えるだけでビジネス的にすごくいい形になっていくと思います。

大:このような世情だと、打ち合わせをして握手をしたいだとか、お酒を一緒に飲みたいといったコミュニティに付加価値が出るというベクトルも働きますね。また、おっしゃっていたように仕事に行くが会社ではなく、他のある程度ソーシャルディスタンスのとれる場所が必要になってくると思います。ソーラーシェアリングの馬上君が言っていたのは、ワンルームでもDENのような書斎があって区別できる不動産が注目を浴びるだとか、そういった形になってくる変化を敏感にしていくとコワーキングも悪いビジネスではないなと思っています。

石:はい。空き家と一緒にやるといったことはすごくいいと個人的に思っています。皆の空き家というコンセプトでやっていくこともいいですし、コワーキング自身も都心ですごくいい場所なので良いと思います。

大:そうですね、4年やっていると色々見えてきて、私も考えが変わってきて、卒業した方々と一緒にビジネスが出来るなという感じがしました。

人とかかわる職業というのはそこがいいですよね。

石:はい。一番初めに大川社長とお会いした時に「一緒にビジネスをしよう」とおっしゃっていましたね。あの時、私たちは出来ることが限られていましたが、3、4年かかりましたが今はそういったことが出来るようになったのでそのときのコワーキングのつながりが広くなっているのではないかと感じております。

大:そうですね。タイムカプセルを開けると思ってもいないことが詰まっている状況になるのがこのインキュベーションの施設の良いところですね。

石:そうですね。

 

 

 

外国人と共に未来を気づき上げる世界へ⑤

大:よかったなと思うことは、あの時小金を皆にいれなかったから今こういう話が出来るのだなと思います。例えば石中社長が事務所を借りる場合に出資するといったようなことをしない方が、こんな風にずっと話せるなというのはありますね。やはり力がある人間はある程度まで自分の力で行けちゃいます。出資を受けるというのがもてはやされた時期があって今フェイスブックでも「何億出資を受けました。」と出ているけれど、戦略があるからかもしれませんが、そのお金で何をするのかを書いていない方が多い方が多いですが、石中社長の場合はそこがばっちり書かれていましたね。

 

石:そうですね、おっしゃるとおりです。お金を調達したから偉い、という訳ではなくて、結局誰かのお金なわけなので、それをどう使うか、どう還元するかというのが重要です。ですからお金の使い方だとか、どの様に成果を出すのか、といったところが重要だと思っています。多分一番しんどい時期は創業期で、そのしんどい時期に場所を貸してくださりサポートしてくださって、人を繋いでくださってというところの恩義が大きくて、お金を出していただいただけ、というよりもインパクトが大きかったです。あの時お金を出してくださるよりも、あの場だとか、人を繋いでくださったことの方が個人的に助かりました。関係性的にもずっと継続できて、大川社長やみなさんに感謝しております。自分がもう少し何か出来るようになったときに何か還元していけたらと思います。

 

大:すばらしい。あなたは弊社のインキュベーション施設の卒業生の中でも一番の期待の星です。このコロナ禍で創業しようとか、リスク取って頑張ろうとしている人は減ってくると思います。せっかくなので、これから起業しようとする人へメッセージをお願いします。当施設も御社もコロナでも潰れることは無いと思うので、新しい起業家に心構えをお願いします。

 

石:私がどこまで言えるか、という話になりますが、これからの時代は本質的な価値をいかに提供できるかが大切になってきて、楽だから儲かる、騙して儲けよう、では通用しなくなると思っています。それとビジネス的に、資金調達をしすぎてしまうと、出来ることが限られてしまったりだとか、事業の方向性が決められてしまったりすると思うので、出来るだけ自力で、ビジネスを組み立てながら本質的な価値を提供できるようなところをしていけばしんどい時期も乗り越えていけるのではないかと思います。

 

大:うちの施設に入ってくる子たちは石中社長に続くように頑張っていただきたいなと思います。では最後に、改めて自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

 

石:ワンテラスという会社をやっております。会社としては4期目に入りまして、ベトナムとミャンマーに会社を持っているかたちです。メンバーに関しては私以外に取締役の方色々入ってくださりながらサポートしていただいているようなかたちです。

私としては、世界を超えて人々を繋ぎ、輝く機会をつくるということをミッションに事業を進めておりまして、人の可能性をテクノロジーと寄り添う力で広げていきたいなとおもっております。

 

また事業ドメインに関しては外国の方が国を超えてチャレンジする際に活躍しやすい環境を作りたいといったような、例えば日本語だとか受け入れだとか就職だとか留学だとかそういったところに関してのサービスを提供している会社です。

ですから海外から直接採用したり、就労の手続きの手間をビザのシステムにより解決しましょうですとか、留学生の受け入れをより自由にしていきましょうですとか、そういったかたちの外国人領域にかかわるサービスをして事業を展開しています。私たちは外国の方を含めて日本の会社や企業でより活躍できるような環境を作って行きたいなと思っています。

会社の特徴として今一番大切にしていることは何かというと、これからの時代、今まで通りのサービスを提供するのは難しいと思いますので、お客様の成功を考えた上で常にサービスを新しくしないといけない。そのために会社組織はトップダウンではなくて常日頃サービス商品を提供しているメンバーがいかにやりやすくするかという体制を意識しながら会社推進をしております。そんな会社です。

 

大:ありがとうございます。

 

 

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